その後
これ以後、写真はありません。救急車で運ばれたからなのです。
「5泊6日なのに何故?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
それはですね、簡単に申し上げますと…
あの写真たちの直後、私が
さかのぼれば、式の一週間前からあまり体調はよくなかったのですが、
式くらいから、いまいち食欲がわかなくて トワイライトのディナーも半分しか食べられませんでした。
雪祭りを見終わったら 晩御飯の時刻なのですが、やっぱりお腹はまったく空かなくて
無理やり食べた後、ホテルに帰って休んでいると急な吐き気に襲われました。
食べ過ぎかと思っていたら、吐き気は止まらず 腹痛は尋常なないほどひどくなり 手足がしびれてきて
意識が朦朧としてきたので、深夜0時過ぎに救急車を呼んでもらいました。
救急病院で痛み止めの点滴を打って、それでもダメなのできつい痛み止めも打ち、
その副作用の眩暈・吐き気で立ち上がれないので、それをとめる点滴を打ってもらいました。
救急車で運ばれるときも、病院で痛みと戦ってるときも、うたたねから目が覚めたときも、
ぱたやんはずっと起きていて、隣で手を握って励ましてくれました。
一睡もせずに、心配してくれてるぱたやんを見てると涙がでてきてとまりませんでした。
夜間救急病院は朝になると閉めてしまうので出て行かなければいけないんだけれど、
吐き気が治らず起きあがれなくて、ぱたやんに倒れこむ形でホテルに連れ帰ってもらって、
一旦、ぱたやんが仮眠をとった後に専門病院につれていってもらいました。
診断は急性胃腸炎。
本当ならば、次の日から富良野でスキーの予定だったけれど、やむなく中止。
「大阪に帰ろうか」と優しくぱたやんが切り出したときは、申し訳なくて言葉にならなかった。
お医者さんとぱたやんが相談して、大阪に帰る体力もないということで、札幌にそのまま滞在することに。
泊まっていた札幌後楽園ホテルさんが、特別に部屋を用意してくれました。(;-;)
雪祭りで一番忙しい時期なのに…車椅子で迎えに来てくれたりして、お世話になりました。
それから2日間、常温のポカリスエットのみの食事を続けて やっと8日の晩に茶碗蒸(卵部分のみ)を口にしました。
その茶碗蒸の美味しかったこと!!
結局、6日から9日までの4日間、二人でホテルの部屋にこもりっきりでした。
幸いだったのは、ホテルが雪祭り会場の隣だったので 窓を開ければいつでも雪祭りが見られたこと。
9日には、起きあがれるようになっていたので 恨めしそうに外を見たりしていましたが(笑)
でも、ぱたやんは一度も愚痴ったりしないで側にいてくれました。
旅行にはまた来れると、逆に励ましてくれました。
私が回復したことを心から喜んでくれました。
その時、改めてぱたやんが居てくれてよかったと思えました。
二人の絆が深くなった意味では、とてもいい旅行だったんじゃないかな?と思っています。
それは、やっぱり彼の深い優しさのお陰にほかなりません。
私もこれまで以上に、彼を大事にしたいと思います。今度は、私が恩返しする番です。
北海道には、絶対またの機会に行きたいと思います。
今度は万全の体調で…(苦笑)